友人「お前っ! 俺のパソコンから煙が噴いてるじゃないかっ!
どうしてくれるんだよっ!」
私「こんなもの……こんなもの無くなっちゃえばいいんだっ!」
友人「なんだとっ! もっぺん言ってみろっ!
ことと次第によっちゃお前でも許さないぞっ!」
私「だってそうじゃない……貴方、ネットやり始めてからというもの、
一歩も外に出てないじゃないっ」
友人「それがどうしたんだよっ」
私「それからというもの、貴方は変わったわ。
前みたいにみんなと遊ばなくなった!」
友人「ネットの方が面白いんだよ……。
あーあ、どうすんだよ、今日経験値倍の日なんだぞ……」
私「前の貴方はこんなに人付き合い悪くなかったわっ!
それがどうして……どうしてなのよっ……」
友人「うっせーなっ! お前には関係ないだろっ!」
私「貴方、いつも笑ってた。楽しそうに笑ってた……。
太陽の下でも負けないくらいまぶしい笑顔見せてたっ!
それが今の貴方はなに? なんでそんな表情してるのよ?
まるで何かに憑り付かれたような顔してるじゃない?」
友人「黙れ」
私「いやよ……だって、貴方このままじゃ……」
友人「ウザイんだよっ!
お前みたいにいつも人の部屋に入ってくるヤツも、
前のダチもっ! 親父もお袋も何もかもっ!」
私「バカァッ!!」
<パシッ!!>
友人「何すんだよっ! あ……」
私「人は1人では生きていけないのよ!
ネットゲームの中だけじゃ何も見えないんだからっ!!
バカァっ!!」
──以上のようにPCとの別れを感動的に演出。
友人との縁も切れるので、請求書も無視してもとても自然です。