ピンポーン
「すみません、ちょっと作りすぎちゃって」
「ああ、協力しますよ!煮物か何かですよね」
「火炎瓶だ」
「火炎瓶ですか?」
「これを見ろ」
「いやバヤリースの瓶で火炎瓶作るなよ」
「何?」
「いきなり火炎瓶押し付けてきて、しかもバヤリースの瓶で火炎瓶作るなよ」
「これを見ろ」
「何ですかこれ」
「餃子の王将の社長しか持ってない押すとこが餃子の形のボールペンだ」
「お前が殺したのか?」
「社員から社長になった」
「いや普通!」
「これを見ろ」
「何ですかこれ」
「赤外線ゴーグルだ」
「まさかそれで侵入して…」
「そうだ、これで侵入して首相の寝顔を撮影している」
「いや気持ち悪い!」
「第二次安倍政権からやっている」
「歴も浅い!」
「これを見ろ」
「何ですかこれ」
「ライター型ピストルだ」
「俺を殺すのか?」
「そうだ、バヤリース好きなのを知られてしまったからな」
「お前が言ったんだろ」
「しかもアップルのだ」
「オレンジかと思ってた」
「何か言い残すことはないか」
「苦しまないように一発で殺してくれ」
「それはどうかな」
「バヤリース好きでサディスティックなやつお前しかいないだろ」
「よほど死にたいらしいな」
「ちくしょう、まさかバヤリースが好きなやつに殺されるとは」
「あくまでもバヤリースは俺の中で2位だ」
「1位だろ」
「1位はピルクルだ」
「また瓶じゃん」
「3位は日本のサイダーだ」
「チェリオの100円の富士山が描かれてるやつ」
「待って、2位がピルクルかもしれない」
「どうでもいいよ」
「3位がバヤリースで1位は綾鷹だ」
「全部入れ替わったし普通の人になったじゃん」
「普通だと?」
「綾瀬はるかとかだよそのラインナップ」
「石原さとみだ」
「お前マジで死ねよ」
「お前が死ぬのだ」
「なんでこんなやつに殺されないといけないんだよ」
「バヤリースのことを考えながら死ね」
「ちょっ、うるさい、お母さんのこと考えてるから」
「バヤリース」
「やめろって」
「死ね」
「最悪、バヤリースのこと考えながら死にまーす!」
パンッ