前回の2600回、採点50人だから気合い入れていくぞと思ってたんだけどお題がめちゃくちゃ難しかった(ぶっちゃけてしまえば、ボケるやる気が全く湧かない画像だった)せいで、残り30分になるまでボケが全然思いつかなかった。思いついてからも言葉選びや推敲に手間取ってしまい、残り3分。ついに未完成の作品を投稿する事態に陥ってしまった。終いにはボケの肝となる部分を採点者の皆様に委ねるかたちをとるという、一笑いを追求する者としては下の下、思考の放棄、人間として恥ずべき行為に縋ってしまいました。(コメントをくれたみなさま本当にありがとうございました!)これらはすべて私の思考力不足・想像力不足が招いた単なる些事に過ぎないし、現に今2600回で振るわなかった(浮かばなかった)文字たちを2601回で発散するかのように今書き綴っているのだけれど、それでも少しはお題のせいにしたい。私だって人間ですもの。背負ってばっかりじゃ疲れてしまって眠たくて、暗い夢を見ちゃうわ。だから明日は近くの池へ行ってそこでお弁当を食べることにしました。そうしたら私嫌なことすべて忘れられるの。単純でしょ?ふふふ。その池ね、畔にマゼンタ色の花がいっぱい咲いていてほんとうに綺麗なのよ。思いっきり晴れた日なんかにはね、池の静かな青色と、花の鮮やかな紅色を目に焼き付けて、それから目をつむるの。うふふ!布団の中であんなに真っ黒だった夢のはじまりが夕焼け空みたいに綺麗になるの!そうやって見る夢は本当に楽しいから忘れられないの。この夢の話だってまだ私がこどもの時の思い出だもの。大人になって、お仕事して、疲れちゃって、結婚して、疲れちゃって、家に一人で、さみしくてさみしくて、疲れちゃっても忘れない、それくらい私にとって大切な記憶なの。とっても素敵な池なのよ。
・・・
あなたにも見せてあげたかったわ。
お弁当、いっしょに食べたかった。
そうしたらね、いっしょに二人の家に帰って
あなたといっしょの布団の中で、
同じ夕焼け空を見たかった。
きっと夢の中でもあなたに会える。
夢の中でも同じお弁当を食べてるの。
あなたの、美味しいって顔。
それを見て私も美味しいって食べるの。
絶対に忘れない、素敵な夢。
そして目が覚めても隣にあなたがいる。
大好きなあなた。
・・・
でも今は、
夢の中じゃないとあなたに会えないの。
目が覚めたら隣のあなたはいないの。
陽を映す水面も、
揺れる紅紫の花も、
お弁当の味も全部、ぜんぶ覚えてるのに、
あなたの顔だけちょっと、
忘れてしまったの。
だからまたいっしょに行きましょう?
二人で畔で座りましょう。
いやだ。
私思い出したいの。
思い出せない。
あなた。
私大好きなのよ。
でも、でも、
わたし、
ごめんなさい。
泣き虫だから、
涙でぼやけてもう、
あなたの顔・・・
見えない・・・。