第1107回(出題:きのこの森猫結果発表: 2009-01-20 17:55:19
ミイラから包帯を取ったら何が残りますか
第1107回(出題:きのこの森猫結果発表: 2009-01-20 17:55:19
ミイラから包帯を取ったら何が残りますか
57.1pts
長い髪の毛が出てきて浮気を疑われる
55.9pts
一からコーディネートできる喜び
54.8pts
考古学者「ほとんどプリンです」
4
52.9pts
骨チラ
5
52.5pts
巻き取りボタン
6
49.8pts
蒸れた操縦席
7
48.4pts
中学生ともなると、ちょっと難解な内容の劇もするようになる
8
46.8pts
最近エジプトにハマってると言っていた自分の彼女
9
46.7pts
閉じ込められてた旨みと水分が一気にあふれて蜃気楼が見える
10
46.7pts
全治3000年の男
11
46.7pts
死ぬ前に食べた葡萄がいい感じのワインになって出てくる
12
46.4pts
皇帝が足元に転がっているという事実
13
46.1pts
入り口ではぐれた洞窟ガイド
14
46.0pts
――キーンコーンカーンコーン

一つ、また一つため息をつくと、校内にチャイムが鳴り響いた。
青みがかった教室の窓に、僕は悲しさを映し出していた。
二時間目の半ば頃から降り出した突然の通り雨。
「梅雨前線が―」お天気お姉さんの言葉は、小学生の僕には難しかった。
ガラスに映った表情に重なる雨粒が、僕には涙のように思えていた。
そのせいか大好きな国語の授業も、今日はどこか面白くなかった。

休み時間に入り、親友のフランケンもはしゃいで走り回る。
彼はいっぱいに教科書を詰め込んだ鞄から体育着を取り出していた。
「早く行ってドッヂボールしようぜ!」そう誘うフランケンは笑顔だ。
僕は無愛想に席を立ち、ロッカーからランドセルを取り出した。

「早くしなさい、みんな着替えてるわよ」

教科書を叩きつけた担任が僕に怒鳴り声をあげる。
彼女はヒステリックを擬人化したような教師だ。
僕はみんなみたいに素直に振る舞う純粋さを持ち合わせていない。
包帯で隠しているのは身体だけじゃない、そんな自覚は僕にもある。

三時間目まで残り二分となり、しびれを切らした担任が僕に寄ってきた。
「早く着替えなさい、って何度言えば分かるの?」
そう言いながら彼女は、僕の包帯の結び目に手をかけた。
必死にその手を振り払うが、小学生の僕が敵うはずなかった。
するりと包帯がほどけていく。僕は耳まで真っ赤になっていたはずだ。


僕は朝から履いてきた学校指定の海パン一枚になった。
ずっと、ずっと楽しみにしてきた水泳の授業だった。
だからこそ「三時間目は体育館でやります」の一言は残酷すぎたのだ。

担任は穏やかな表情に戻り、そっと僕の顔をのぞき込んだ。
近くで見る透明感のある素肌が、僕の鼓動を速めていった。
一方で両目から溢れる大粒の涙が、僕の屈辱を嫌というほど表していた。
見るんじゃねえよ―その言葉を発しようとした瞬間、彼女が口を開いた。


「放課後には雨止んでるよ」

二人きりの課外授業に期待を残して、僕は体育館に駆けだした。
15
45.4pts
宗教的ないざこざ
16
45.2pts
まだ止まらないベーゴマ
17
45.1pts
眠れない夜
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44.9pts
ここからスタートするという理不尽な要望
19
44.7pts
のざわな一袋
20
44.7pts
ミイラを中心に組んだ円陣
21
44.7pts
待ってた儲け話
22
44.6pts
馴れない家事に奮闘したシングルファザーの証。
23
44.3pts
大事に握りしめた稲
24
44.2pts
余韻
25
43.1pts
エコーがかかった遺族の笑い声
26
43.1pts
軽く右回りのめまい
27
42.8pts
もし動こうもんなら強烈な存在感
28
42.8pts
敏腕ホームレス
29
42.7pts
人骨とコルセットとカラのミネラル麦茶
30
42.6pts
誕生日と嘘をついて包帯をきれいに舐める考古学者
31
42.6pts
プレゼント応募に必要なキーワード
32
42.5pts
ほどいてる間はアメリカ国歌が流れて最後に星条旗が出てくる
33
42.1pts
主審が頭をかかえた
34
42.1pts
羽衣見えてきだしたなと思ったらもう天女
35
42.1pts
包帯を織るツル
36
41.9pts
よく変人と呼ばれる大学教授
37
41.5pts
周りのミイラが「え、取れんの?」みたいな顔をする
38
41.4pts
スケッチ
39
41.3pts
線路に沿って歩いただけの家族旅行
40
41.1pts
2回攻撃の2回目の攻撃
41
40.5pts
一周してオシャレな服
42
40.4pts
普通の家庭
43
40.0pts
包帯だと思いきや駅伝のタスキに”水分補給しろよ”の寄せ書き
44
40.0pts
包帯無しで行くことに若干の不安を感じながらも希望に胸を膨らませる大リーガー
45
39.9pts
キスの音
46
39.8pts
仕掛け人
47
39.8pts
携帯電話に対する怒りの文章
48
39.7pts
ピラミッドって書いてるペナント、ファラオって書いてるちょうちん、スフィンクスキティちゃん
49
39.5pts
先っちょの金具
50
39.4pts
そういって由美はこちらに振り返った。
「え?なんのことだよ」
意地悪な微笑みを見せながら由美は続ける。
「じゃあ、私から洋服を取ったら何が残りますか?」
「・・・」
顔が赤くなっているのがわかる。
「洋服の下の下着も・・取ったら・・何が残るか教えてあげようか・・」
由美は僕の手を取ってそっと胸にあてた

そんな夏の思い出
51
39.1pts
明るいとこで初めて気付く、ズボンに飛んだミイラの油
52
39.0pts
破滅願望
53
39.0pts
栄養分
54
38.9pts
夜ご飯までには帰りますと書かれた置手紙
55
38.9pts
包帯の裏に付いてる甘い死体を舐めたら、残ったクサイだけの死体も食べたくなる
56
38.7pts
夜9時、俺はバイクの後ろに有香を乗せて府道を走っていた。
神谷川に蛍を見に行くんだ。都会暮らしの長かった有香に、どうしても見せたてやりたい。
少し飛ばしていた。有香が一緒だったから、ちょっとかっこつけたかったっていうのもある。
緩いカーブに差し掛かった時だった。俺は前方を走る車を発見するのが遅れた。ハイビームが俺の目を焼いて、次の瞬間強い衝撃が体を襲った。

俺は病院で目を覚ました。
自動車と正面衝突、奇跡的に軽傷ですんだらしい。
「有香は?」
俺が聞くとみんな目を逸らした。

ベッドに寝かされた有香は、全身を包帯でぐるぐる巻きにされて、まるでミイラみたいだった。
自動車に撥ねられたあと、道路標識に頭をぶつけて即死だったんだ。

次の夜、俺は有香のミイラを連れて病院を抜けた。
神谷川に向かってひたすら走った。

川辺はほんのりとした光で溢れていた。
俺は有香を横に座らせた。座るというよりは寝かせる形だけど。
「な、綺麗だろ?」
俺は自慢げに有香に話しかけた。有香から返事はなかった。
「ずっと有香に見せてやりたかったんだ」
声が震えた。視界がぼやけて熱いものが頬を伝っていった。

横目に包帯が薄く光っているのが見えた。最初は蛍がとまっているのかと思ったが、どうも違う。有香全体が薄く輝いている。
もしかして、と思った。
俺は包帯の結び目を解いて、有香から剥がしていく。
「うわぁっ」
中から、勢いよく光が噴き出した。俺は驚いて腰を抜かしてしまった。
その光が蛍だと気付くのに時間がかかった。
蛍の群れは、夜空に向かって伸びていった。今までに見たこともない光の道は、天国への階段のようだった。

ほどかれた包帯の中に有香の姿はなく、一匹の蛍がそこに残っていた。
ふわりと飛んで、俺の肩にとまる。
「有香?」
俺は呟いた。
蛍から返事はない。

潰した。
57
38.7pts
なくしたと思っていたパンの袋を止める「C」みたいなやつ
58
38.6pts
鳥肌
59
38.5pts
素敵なお雑煮
60
38.3pts
医者「では、ゆっくり目を開けてください」
ミイラ「こ、これが私!?」
61
38.3pts
俺と同じ顔の奴が出てきて包帯が俺に巻き付いた
62
38.3pts
よそ行きの服着てる
63
38.0pts
両親に老人ホームで介護をしていると伝えてる嘘
64
37.9pts
65
37.7pts
海岸が似合う肉体
66
37.6pts
古代のメイキャップアーティストの努力の跡
67
37.4pts
失われたワシの、ワシの田園
68
37.2pts
サナギに憧れてたカッパ
69
37.1pts
むっちゃ偉い人
70
37.0pts
包帯を取ると中継先の地方アナが映って今日の天気を言う
71
37.0pts
でかいエビ
72
36.9pts
満天の星空が綺麗・・・ん?何かいない?

★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★   ★★★★★★★
★★★★★★   ★★★★★★★
★★★★         ★★★★★
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★★★★★  ★★  ★★★★★★
★★★     ★★     ★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★
73
36.9pts
がむしゃらな協調性
74
36.9pts
「おいおい駄目じゃないか。約束は守らなきゃ」

僕は思わずあっと声を上げた。
包帯の中から出てきたのはお目当ての初代クレオパトラの死体ではなく、
さっき部屋からでていったはずの僕の師匠だったのだ。

「お、お師匠様。どうして・・・」

「どうしてもこうしてもあるか。
絶対に初代のミイラには触るなと出かける前に言ったばかりじゃないか。
これはお仕置きが必要だな。右の頬を出しなさい」

「ヒィッ!も、申し訳ございません。それだけは、お仕置きだけは勘弁して

「右の頬を出しなさい」 バシッ

「左の頬を出しなさい」 バシッ
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ
「あなた、梨がむけたわよ」
「そこに置いといてくれ」
「右の頬を出しなさい」 バシッ
「左の頬を出しなさい」 バシッ





・ ・ ・ しばらく僕は気を失っていたようだった。
目が覚めた後、燃えるように熱いほっぺたを冷やすために
すぐ裏の湖に駆けて行った。
そこで水面に自分の顔を映した瞬間、僕はまたも驚くことになる。
僕の両頬にはまだ真っ赤にくっきりと師匠の手形が刻まれていたのだ。
その痕は今でも残っている。
75
36.8pts
ボール紙の芯
76
36.8pts
違和感
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36.8pts
防災頭巾を被ったヤクザのドン
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36.6pts
厚く巻いてた奴ほど鳥肌が立つ
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36.6pts
オザケン
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36.6pts
ドスで刺されたときのために包帯で腹に巻いていた電話帳が滑り落ちる
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36.5pts
体積を無視してる
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36.3pts
張り合って自分の包帯も全部解き、再出血するレスラー
83
36.3pts
のびのびサロンシップ
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36.0pts
皆の先輩であるミイラを敬う気持ち
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35.8pts
4000年前にAmazonで頼んだけどなかなか来ないなぁ、と思っていた「ボンボン坂高校演劇部(8)」
86
35.6pts
神社の木の枝にぶら下がりにいけば、おみくじを巻いてもらえてまた復活できる
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35.5pts
絶妙な間
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35.4pts
ピラミッド内に響く野球拳コール
89
35.4pts
そこからは光速の世界
90
35.3pts
シャネルの5番
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35.3pts
疲労感
92
34.9pts
ぎこちない笑顔
93
34.6pts
94
34.6pts
あの娘と一緒にかに玉にかけた青春の日々
95
34.6pts
完全に完治したきれいな体
96
34.4pts
「人に死ねって言うと・・・」で始まるうんちく
97
34.2pts
結局、犬のおまわりがワンワンワワン
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34.1pts
やっと受信可能になったアンテナ
99
33.8pts
死ぬ前にやりたかった願い事を書いた紙
100
33.7pts
せっかく「へい、やってる?」って聞いたのにやってなくて恥ずかしそうにしてるサラリーマン
101
33.7pts
 へ へ
 ぬ ぬ
  じ
  Q < エジプトはナイルの玉春日
102
33.7pts
父の日のプレゼント
103
33.7pts
黄門様が止めるタイミング次第
104
33.6pts
にぎりっ屁したままのミイラの手が爆発した
105
33.6pts
背中にあったか〜いと書かれた猫
106
33.6pts
給料日まで後三日あるのに、財布の中に131円しか残っていないという現実。
107
33.5pts
死ぬ間際にはなったすかしっぺ
108
33.5pts
ジャッキー・チェン
109
33.5pts
ホッカイロ
110
33.2pts
保冷剤の煙
111
33.2pts
花王のバブ
112
33.1pts
113
33.1pts
ミイラになる前に、伝えられなかったあの想い。
初恋の女の子に告白できなかったほろ苦い記憶。
俺の不注意で怪我をしたとき、包帯を巻いてくれたよね。
包帯を見るたび、キミのことを思い出すんだ。
114
33.1pts
フレディ・マーキュリーの喜び
115
33.0pts
古き良き時代の者たち
116
32.8pts
とてもかゆい
すごいかゆみ
117
32.7pts
誰も触れない二人だけの国
118
32.7pts
ソフトクリームのコーン
119
32.7pts
ミセスじゃなくてミスでしたね
120
32.6pts
海苔弁を頼んだのに、間違って日の丸弁当が届いた時のあの気持ち。
121
32.5pts
ハゲたおっさんが頬を赤らめながら出てくる
122
32.4pts
クリアクリーン
123
32.3pts
あの日の看護婦さんの笑顔
124
32.2pts
アミノ酸
125
32.2pts
甲子園の砂
126
32.2pts
見てはいけないという約束を破ってしまったときの罪悪感とそれを上まわる高揚感
127
31.9pts
若い頃の自分
128
31.7pts
保険証 通帳 印鑑
129
31.7pts
しかめっ面
130
31.7pts
ジャミラ
131
31.4pts
めっちゃまぶしそうにしているドラキュラ
132
31.3pts
その取った包帯でまた新たにミイラが一体
133
31.3pts
必死に作業中のピットクルー
134
31.2pts
ギャオス内藤
135
31.1pts
半泣きでこっちを見られた時の罪悪感
136
31.0pts
たまらず玄関先で包帯むしり取り開ける、ビクンビクンと脈打つPCパーツとおでこにイレズミされた小沢一郎
137
31.0pts
心の包帯
138
30.8pts
代官「ほれ、もっとちこう寄れ」
ミイラ「お…おやめくださいまし…」
代官「たっぷりと可愛がってやるぞ」
ミイラ「あぁ…包帯をお取りになっては…」
代官「そぉら、回れ回れ」
ミイラ「あ〜れ〜、お許し〜」
代官「ぐふふ…ん?包帯の下から黒装束だと?貴様!何奴!」
ミイラ「染物屋と手を組み、立場の弱い喜平さん達を追い出し
    土地を奪い取ろうとするその性根、あたいが叩き直してやるよ!」
代官「んんん!なぜその事を!くっクセモノだ!出合え!出合え!」
ミイラ「残念だけど時間を使ってる暇は無いんだよ
    喜平さん達から奪った土地の権利書は返してもらうよ!」
代官「くそー!喜平達めこしゃくなマネをしおって!覚えておれよ!」
役人「代官様!ジジイを連れた恐ろしく強い二人組みが門から!」
代官「ううううこんなはずでは!こんなはずではー!」

こうして喜平達の土地は無事手元に残った。
139
30.8pts
にんにくと十字架とドラキュラ
140
30.7pts
どのミイラも奥州藤原氏のミイラに見えてくる
141
30.6pts
息子への手紙
142
30.6pts
いっしょに包帯を取られた透明人間は存在感を失った
143
30.5pts
ミイラのお母さん
144
30.2pts
わたしだ
145
30.2pts
栄光と挫折
146
30.0pts
やってみないと、わからない。
147
29.7pts
あ〜れ〜って回して包帯をほどけば照れた町娘がでてくるはず
148
29.7pts
罪悪感
149
29.4pts
ちょっと、くさやの干物のような匂いがする
150
29.0pts
安田美沙子から田んぼとったら何が残る?正解は安美錦〜みたいなのはやめろ
151
28.9pts
水分
152
28.4pts
お殿様の性欲
153
28.3pts
開放されたチンポが勃起した瞬間に砕け散った
154
28.3pts
護摩行を終え顔中水ぶくれしたオフシーズンの金本と新井
155
27.9pts
母との思い出
156
27.9pts
スライムA
スライムB
スライムC
スライムD
スライムE
スライムF
スライムG
スライムH
157
27.6pts
マンマミーラ!
158
27.6pts
生前の思ひ出
159
27.5pts
民事裁判。
160
27.4pts
有吉「エロ死にぞこない」
161
27.3pts
あきらめ
162
27.3pts
トイレットペーパーの芯
163
27.1pts
そうだな、私が間違っていたよ
164
26.8pts
ガッカリ感
165
26.6pts
からだ
166
26.5pts
後悔の念
167
26.2pts
「ここにおんねん。」という自己顕示欲と怨念のこもった言葉。
168
26.1pts
169
26.1pts
色白な黒人
170
26.0pts
白い黒人ポウ氏
171
25.6pts
借金だけ
172
25.0pts
後悔以外何も残ってない
173
24.7pts
包帯を取ってしまった罪悪感
174
23.7pts
磯野フネ(52)主婦 東京都世田谷区