ふと、自分の肉体的利点とか、記憶とか能力とか寿命とか、それを欲しがってる他の人にボボボって分け与えて俺は、カブトガニみたいにひしゃげて死にたいって思うことがあるけど、反面それは俺が何か成長する度にこの世界で誰かがカブトガニみたいにひしゃげて死んでいっているんだと思いたいってことでもあって、欲を言えばそのカブトガニみたいにひしゃげて死んだと思ったそれが、本当にカブトガニみたいに動いて泳いで、羽が生えてるのもいたりリボンを巻いたのもいたりして、そんな沢山のカブトガニたち全員が意思も無く目指して集まる小さな海域が、幸福を他人に譲渡したカブトガニたちがささやかな愛で流れるようなところが、あったらいいなと思ったりする。そこで俺はバーベキューを