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| 自己紹介 |
十九世紀、かつての南米大陸。 そこには、6メートルを優に超える、巨大なアラパイマの潜む濁流があった。 彼は警戒心が非常に強く、人前に姿を現すことは殆どなかった。しかし、新月の晩になると決まって、番いで川面から飛び上がる姿を目撃された。 その巨躯は、幾重にも重なる手鏡のような鱗を纏い、見た者の呆気に取られる姿を映したという。 その尾びれは、松明の光すらも呑み込んで、燃えるような真紅を照り返し、野次馬の目を焼いたという。 一度目にした者は、生涯その姿を忘れることはなく、現地の人々は親から子へ、時代を超えてその威風を語り継いだ。 魚類学者たちもまた、彼をアラパイマの現地名である「ピラルクー」と、その魔性を最高神すら虜にした王女「エウロパ」になぞらえ、イクー・チンゲ・イクイクーと呼んだ。 |
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