「青と緑と白が多いな、赤が足りない」
「赤……?」
「そう、赤だ。私達が侵略する証として、
赤を地球に残そうじゃないか」
「しかし、我々の身体は白い。周りを見渡しても白ばかり。
何処にも赤なんて色は無いですよ」
「煩いな。つべこべ言わずに早く赤を持って来い」
「……わかりました」
〜数日後〜
「見てください、沢山の赤です」
「おお! 凄いな、これ程の赤が一体何処にあったのだろうか」
「これだけ赤があれば我々の侵略計画も成功しますね」
「よし、早速侵略しに行こう。早速部下達を連れて来い」
「いや、もう部下は居ません」
「なんだと?」
「だって貴方が赤が欲しいって言うから」