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[ノーマル]
彼女が振り向くと、いい香りがした。
俺「いい香り……」
彼女「えっ……う、うん……使ってる香水変えてみたの。気付いてくれて、嬉しいな……」
彼女は頬を染めて、小さく俯きつつも、チラリと視線を俺に向けた。
[Max]
彼女が振り向くと、まるで富良野のラベンダー畑にでもいるかのような健やかな香りが辺りに振りまかれた。
きっとホテルでしようしているような高級なシャンプーを使っているに違いない。
俺「いい香りだ。暫しの間、陶酔してしまいそうだったよ……」
彼女「えっ……う、うん……。今までは近くのスーパーで100円で買ってたのを使ってたんだけど、切れちゃったから、ドイツから取り寄せたっていう香水変えてみたの。貴方に気付いてもらえて、嬉しいな……」
彼女は10月に収穫された熟れたリンゴのように頬を染めて、小さく俯きつつも、何かを訴えたそうにその磨きぬかれたダイアモンドのように美しい瞳だけをこちらに向けた。
[Min]
俺「よお、いい香り」
彼女「thx」
そして2人は幸せになった。