監督「ダメダメそんなんじゃ!何も伝わってこない!」
審査員「ですがもうオーディションは今の人で最後です」
監督「困った ん?おいそこの清掃員」
ハゲ「はい」
監督「君ちょっとオーディションやってみないか?」
ハゲ「僕ですか?」
審査員「監督」
監督「いいんだ 彼には何か光るものがある」
審査員「では、まずシーン4でジョンが電球を取り替えるところ」
監督「スタート」
ハゲ「ビビビビビ…」
審査員「ダメですね 緊張で舌が回っていない 止めますよ」
監督「待て」
ハゲ「キュルキュル ピカッ 」
監督「彼は電球の方をやっている」
審査員「はい?」
監督「しかも替える前と後でちゃんと明るさを変えている」
審査員「いや 監督」
監督「久しぶりに震えているよ 次頼む」
審査員「は はい えー次シーン7で地球に隕石が衝突し嘆くジョン」
監督「スタート」
ハゲ「ゴォォォォォォ」
審査員「これはさすがに酷い 止めますよ?」
監督「ま…まさか そんなはずわない そんなことできるはずが」
ハゲ「サァァァァァ」
審査員「まさか」
監督「彼は今、地球だ」
審査員「やっぱり」
監督「しかも見ろ 北極辺りの悲惨さ表し、後ろ髪で逃げ惑う人々を」
審査員「いやいや」
監督「完璧だ 君!」
ハゲ「はい」
監督「役者に興味はあるかね?」
ハゲ「ありません」
監督「決まりだ こいつで行こう」
審査員「なんでだよ」