死刑囚「はあ・・とうとう俺も今日が死刑執行日か・・」
カツン カツン ギギィーーー
看守「出てこい12番 いや、今日は高橋と呼ぼうか」
死刑囚「・・・ありがとうございます」
看守「喜べ高橋 お前の死刑は中止になった」
死刑囚「っっ!!ほんとうですか!?」
看守「本当だ」
死刑囚「やったああーーー!!俺は、、まだ、、生きられるんだ・・」
看守「しかしだ」
死刑囚「何ですか?」
看守「死刑の代わりに、お前には外国に行ってもらう」
死刑囚「なにをするんですか?まさか・・」
看守「安心しろ。変な仕事ではない。まあ、、ボランティアだ」
死刑囚「そんなのでいいんですか!?」
看守「ああ」
死刑囚「ありがとうございます!頑張って働きます!」
看守「ああ、しっかり働いてくれ。では私はもう行く。後から係の者をよこすからここで待っていてくれ。じゃあな。」
死刑囚「ありがとうございます!長い間お世話になりました!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜10年後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
死刑囚「ふう・・もう仕事の時間か」
ピ〜〜〜ピロピロピロピロ ピ〜ピロピロピロピロ
鳥「チュンチュンチュンチュン」
死刑囚「よしよしいい子だ・・じっとしてろよ・・」
カキカキ
死刑囚「よし、もういいぞ。今日はこれぐらいにしておくか もう帰ろう・・」
ブォーン
死刑囚「ふう・・俺が刑務所から出てもう10年か 久しぶりに看守さんへ手紙でも書くかな」
拝啓、看守様へ
お久しぶりです、看守さんにお世話になった高橋です。
今頃日本は冬でしょうか?こっちはまだまだ暑いです。
看守さんから鳥の体に俳句を書くお仕事を頂いてもう10年になります。
最初は失敗も多々ありましたが、最近ではもうあまりミスはありません。
特にペリカンなどは死角にさえ入ってしまえば楽なものです。
ではまたいつか手紙を送ります。それではお元気で。
テレテテッテテレッテーテレテテーテーテ―
ニュースキャスター「次のニュースです。体に俳句を書かれた鳥が日本中で目撃されている模様です。警察庁からの発表としては現段階では犯人が分からず、これからも全力で捜査していく次第との事です。」
みのもんた「えー大変だねー俳句って何て書いてあるの?」
アナウンサー「読んでも大丈夫ですか?」
みのもんた「読んでよ」
アナウンサー「・・ババロアは どこかエッチな 響きする」
みのもんた「・・するかねえ?」
アナウンサー「・・さあ」