少年A「おいB!あの女、求められれば誰にでもサインするらしいぜ」
少年B「マジかよ!へへへっ・・・ならたんまりサインしてもらおうぜ!」
アイドル「な、何よアナタ達!向こう行きなさいよ!」
少年B「へへへ・・・生意気な口聞くじゃねーか、知ってるんだぜ?」
アイドル「な、何を知ってるって言うのよ・・・邪魔!どいて!」
少年A「おっとっとと・・・待てよ・・・ほら、これなーんだ?」
アイドル「!!!!そ、それは、し、色紙!・・・・・・・だ、だから何よ!私には関係ないわっ!そこをどいて!」
少年A「へへへ・・・えらく突っ張るねぇ・・だが、これでもそんな生意気な口が聞けるかな?・・・・ほら色紙100枚だ!!!!」
アイドル「ああ!!・・・・し・・色紙ひゃく・・・ほ・・・ほしい・・・・」
少年B「色紙だけじゃねーだろ?コイツも欲しいんじゃねぇのか?あん?」
アイドル「ああ!!そ、それは・・・サ、サインペン!・・・・欲しい・・・お願い・・・・ちょうだい!」
少年A「よく聞こえないなぁ?大きな声でもういっぺん言ってみろ!」
アイドル「あ、あなた達の・・・サインペンと色紙を私にください!!」
少年B「へへへ・・・・・初めから素直にそう言えよ!ほら、赤、青、紫、いろんなサインペンがあるぜ?だが、お前が欲しいのはコイツだろ!!!」
アイドル「ああぁぁぁ!!マジックインキ極太!も、もうダメ・・・・」
少年B「おいおい、この女見ろよ!自分から進んで俺のマジックインキ極太を握り締めて書き始めやがったぜ!!」
少年A「おい!見ろ!10枚、20枚、30枚・・・・あっという間に50枚にサインしちまいやがった!まったくお前の頭の中は書欲まみれだな!」
アイドル「そう、私は書欲に狂った女・・・・だから・・・だからもっと色紙を!もっと色紙を私にくださいーーー!!!!」
少年B「ほら、周りを見てみろ!みんながお前のサイン姿見てるぜ!」
アイドル「ああっ!!恥ずかしい・・・・でも見て!私のサイン姿!書き順!はらい!はね!いっぱい見てーーーー!!!!」
と、さんざん妄想にふけた後、アイドルは色紙にこう書いた
「求められれば誰にでもサインするような都合のいい女だと思わないで」