四等兵「ふふふどうだよこのショルダーポーチ」
五等兵「うわーいいなーかっこいいです!」
四等兵「お前みたいな下級兵には買えないだろー」
五等兵「憧れっすー」
三等兵「ちょっと待て」
四、五等兵「さ、三等兵さん!!」
三等兵「このコートを見てみろ」
四等兵「すごい!モダンな中にも近代のセンスが取り入れられている!」
五等兵「それでいてこの押さえた色使い!!例え戦場で着たとしてもバレにくいぞ!!」
四、五等兵「さっすが三等兵さん!」
二等兵「おいおいそれでオシャレ気取りか?」
三、四、五等兵「に、二等兵さん!!」
二等兵「さあ 見てみな」
三等兵「す、すみませんがこれといったオシャレポイントはないように思いますが・・」
五等兵「確かに・・・・なにも・・ない・・?あれ・・?」
四等兵「あ、、あの、、まさか・・とは思いますが・・」
二等兵「そのまさかだよ ほら」
三、四、五等兵「すっげえええええええええええええええええええ」
三等兵「ともすれば痛々しいとも見られがちな義眼をポップなハート型にしてしまうとは!!これは戦争の少々痛々しい部分を逆手に取った逆手オシャレだ!!」
五等兵「くぅ〜しかもただハート型にするだけでなくちゃんと黒目の部分に星もいれる細かいオシャレ気遣い!細かオシャレだ!!」
四等兵「いえいえ!二等兵さんが本当に伝えたいのはそこではないですよ!!二等兵さんのポケットをよく見てください!スペアがあります!!しかもオレンジ色でともすればマンネリになりがちな義眼スタイルに一石を投じた!!この用意周到さ、革命的思考、まさに完全なオシャレ!!パーフェクトオシャレだ!!」
三等兵「違う!逆手オシャレだ!」
五等兵「いや細かオシャレです!」
四等兵「だめだめパーフェクトオシャレだ!」
二等兵「はあ・・よし!俺は逆手細やかパーフェクトオシャレだ!これでいいな?」
三、四、五等兵「オッシャレエエエエエエエエエイ」
そしてそのあと四等兵は、ショルダーポーチが木に引っかかってとれなくなり撃ち殺され、五等兵は何度言われても軍服をラフに着こなすのを止めず上官に切り殺され、三等兵は普通に見つかって殺され、二等兵は病院でもう一度義眼を作り直している内に戦争が終わりましたとさ