ぼく「えー、こちら世界の中心、東京特許許可局。メーデ、応答せよ。繰り返す、応答せよ。とりあえず、叫びます」
ぼく「愛!!!」
山彦「愛!!」
山彦「愛!」
山彦「愛」
山彦「あ」
山彦「ぁ
山彦
山
ぼく「−−嗚呼、世界はこんなにも、愛で満ちている。きっと一人だって生きていける」
そして、ひと月
ぼく「えー、みんな点呼するぞ」
ぼく「八番七番六番五番四番三番二番一番」
山彦「八番七番六番五番四番三番二番」
山彦「八番七番六番五番四番三番」
山彦「八番七番六番五番四番」
山彦「八番七番六番五番」
山彦「八番七番六番」
山彦「八番七番」
ぼく「八番」
ぼく「」
ぼく
ぼ
−−そして、誰も、いなくなった。