主婦A「皆集まったようね」
主婦B「主人は井戸端会議をしてると思ってるはずよ」
主婦C「…でも、こんなこと本当はいけないんじゃ」
主婦D「アンタもう秘密を知ってしまったのよ、いまさら裏切る気?」
主婦C「…ああ神様」
主婦A「この井戸本当に私達の願いを聞いてくれるの?」
井戸「約束しよう…」
主婦B「井戸が!!?」
主婦C「ガクガク…」
主婦A「私達の隠された秘密を全てここに吐き出すの、1人ずつ」
主婦B「そして欲すればそれを満たしてくれる、昔から主婦が井戸端会議をする理由はこれなのよ」
主婦D「そんなことを井戸はもう何千年も続けてるの」
主婦C「アウアウ…」
井戸「イド(id)とは深奥の快楽要求、人の自然な欲動だ、それを押さえ込んで苦しむ女性を私は癒し続けてきた、一人目はお前か、何を捨て何を望む」
主婦A「私の主人は浮気をしてる、その相手は部下の男なの、私は…もう3年も何もされず…もう狂いそう、死にたい」
井戸「その苦しみは癒される」
主婦A「お願い、私の…あ、あ、あっ…あ…そ…っ!!」
井戸「全てを言う必要はない、さあ、心を解き放つがいい」
主婦B「ああ、何か凄いことされてるってことは遠くからでも感じるわ」
それからひと月後
亭主「あれ、お前変わったか?」
主婦A「なにが?」
亭主「何かお前綺麗になってるぞ、昼間俺のいない間に何をやってるんだ?」
主婦A「何ってただの井戸端会議に決まってるじゃない」
亭主「ふ〜ん…ところで、今夜あたり、どうだ…?」
主婦A「悪くないわね」