昔々あるところに3匹の板東英二が住んでいました。
3匹の板東英二はお互いに助けあい、ゆで卵を分けあって
野球選手時代に建てた自社ビルで兄弟仲良く暮らしていました。
ある日のことです。
板東3兄弟の住んでいる自社ビルの近くでとても大きな詐欺事件が起こりました。
犯人は板東英二である、
3兄弟の中の誰かが犯人である、と目撃者の証言や状況証拠によって
板東3兄弟は奉行所までひっとらえられていきました。
お奉行さまはそれぞれ3匹に命じました。
板東、お前は元プロ野球の名投手だろう。
ここにゆで卵がある。
これを豪速球で投げてみよ、そうすればお前が犯人か否かぼくにはわかる、と。
一匹目の板東英二は言われるがままにゆで卵をキャッチャーミット目がけて放り投げました。
60歳を超えたにしてはまあ速い、それくらいのボールでした。
二匹目の板東英二はゆで卵を抱えたままうずくまってしまいました。
お奉行さま、ゆで卵を投げろなんてあまりにもごむたいな、と。
三匹目の板東英二は手渡されるとそのままゆで卵を食べてしまいました。
ぼかぁね、うでたばごがホンバ好きでね、新幹線乗るときはぜったいうでたばご買って食べてまうね、水なしで
結局、誰が悪い板東英二なのかわかりませんでした。
お奉行さま「もうな、ホンバきみらええ加減にしときや
ぼくを誰やおぼとんねん
お奉行さまやで
キミら巨人の星知ってるか?
あれにも出てきてんねんで、ホンバ
中日のお奉行さまゆうたら仙ちゃんが出てくるまで一軍のエースやってんからな、ホンバに
甲子園の奪三振記録はぼくが持っとんねんで
それも水なしでやで、水なしで」
お奉行さまでした。
もうな紳助おまえな、ホンバもうめでたしめでたしやでホンバ