「さあ、今日も張り切っていこうか、ん?ゴン太くんバーベル挙げるのい?」
「グゴグゴ」
「張り切ってるね〜張り切ってるね〜ゴン太くん、じゃあやってみて」
「グゴ〜グゴ〜」
「よしいいぞ!あっあぶない!!…もういいからもういいからねゴン太くん」
「グゴ…」
「さあお次は水泳だね〜先ずは準備運動、よ〜く体をなじませて…ん?ゴン太くんやってみたいって?駄目駄目、君は水泳は無理だからね?」
「グゴグゴ」
「何、どうしてもやりたいの?張り切ってるね〜ゴン太くん、でも駄目だよ」
「ゴン太くんにもやらせてあげてください」
「いやいや、ゴン太くんはたしかに腕のいいインストラクターだけど、こればかりは」
バッシャーーン
「あっ!!ゴン太くん!?いくのかい?泳ぐのかい?よし応援するぞ!頑張れ〜ゴン太くんあああ!!」
「ゴン太が沈んでいきます!!」
「だから着ぐるみのままじゃ危ないって…」
「着ぐるみ?」
「あ、何でもないんだ、とにかく助けないと」
「おっもいですね〜〜」
「水を吸ってるからね〜、乾かすのが大変だなこりゃ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さあ、お次はエアロビクスだよ〜体全体でリズムをとるようにして〜」
「ゴン太くんがいなくなりましたけど」
「あ〜ゴン太くんは具合が悪いって帰っちゃった」
「な〜んだ残念、ところでこの人は誰ですか?」
「彼は新人のインストラクターだけど、腕はたしかだからね」
「よろしくお願いしま〜す」
「・・・」
「無口だけど腕はたしかだからね」
「でもゴン太くんがいないと寂しいな」
「・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さあ、今日も張り切っていこうか」
「わあ、ゴン太くん昨日は大丈夫だった〜?」
「グゴグゴ」