俺は他人を顧みない転校生よりも、お前の方が好きだ。
しかし、今日のお前は最低だ。
それは笑いをなめているからだ。
生きるってことをバカにしている。
いま自分がやっていることを、ひたむきにやらないで、
この短い人生でいったい何が出来ると思ってんだ。
よく考えて見ろ!
相手も同じ高校生なんだ。
同じ歳、同じ背丈、頭の中だって、そう変わらんだろ!
それが何でハエはやっぱり速えなんてギャグを思いつくんだ。
お前はゼロか! ゼロな人間なのか!
いつ何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまんま終わるのか!
それでいいのか! お前それでも男か!
悔しくないのか! 転校生!
俺はこれからお前を殴る!
いいか、殴られた痛みなど3日で消える。
だがな、今日の悔しさだけは絶対に忘れるなよ!
転校生、がんばれよ!
よし、歯を食いしばれ!