1.人生という名の列車が走る 時代という名の幾つもの街を行く
ヒロシは負け組で タカシは勝ち組
ユウコは負け犬で ナオミは勝ち犬さ
Ah- 雨の日も嵐も曇りもあるけれど
Ah- 不揃いの僕らはとにかく旅をした
とある病院の分娩室に始発のベルが鳴り響き列車が動き出した
あれは平成2年
2.人生という名の列車が走り ある土曜日の夜にたどり着いた街は
ブラウン管の中に
改札を抜けるとそこはお茶の間で 0時ちょうどエロ小僧が集合
皆で「女心の襞を語る夜美女!」
「0時半のAV情報を見逃すな」それがその街での教訓
AVも見るよ オナニーもするよ 約束さ朋ちゃん
コキ疲れてお茶の間のソファで及川奈央を妄想しながら
眠ってしまった
たとえばつまり そんなぬくもりに守られた時代だった平成17年
3.それからの日々は必死だったので よく覚えていないけど
人生という名の列車は走った
同級生のユウジがそのうち学校の小便器に大便をして人気者になり
「その手があったか!」と俺は本気で思った
いつしか高校生になり分かったことは 高校生になったらそれなりに
諸々の欲も強くなってくるんだっていうこと
拝啓先生 あの頃あなたも悶えていたんですね
前略父さん母さん あなた達もこの熱に唸っていたんだと
このムラムラに立ち向かっていたんだと
遅まきながら知った気がした あれは平成18年
4.思いがけず次の街はなんとなくネタボケなムード
涼秋さんとかホークさんとか君に踵落としさんとかのネタで
盛大に笑って
Yeah- 「クリスマスのニューヨークで大活躍」
頭の中はボケでいっぱいだった あのトラッピーな季節
学校のトイレで 隠れてナニを触って
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ!」本当に馬鹿だった
真夜中の自分の部屋で雑誌に汁を飛ばしてしまった
俺はどこまですけべぇになるのかと本気で怖かった平成19年
このレールの向こうに広がる世界 さぁ行こう 旅を続けよう
今また旅立ちのベルが鳴り響き 列車が動き出す
どんな時も向かい風に立ち向かう 勇敢な冒険者でありたい
//Quoted from : 人生という名の列車 / 馬場俊英