それは去年の冬でした。
とあるシロクマはペンギンと戦ったのです。
そのシロクマは楽勝だと思っていました。
でも、現実は違ったのでした。
思いのほかペンギンが強かったのです。
シロクマはK−1に挑戦をした元横綱のように
それはそれは情けない倒れ方をしてしまい、
彼を倒したペンギンはそれからどこかへ去っていきました。
その時シロクマは誓いました。いつかあのペンギンを倒してみせると。
それからというものの、シロクマは山にこもり、
修行という修行を重ね続けました。そして、
シロクマ「・・・やったぞ!これであいつに勝てる!」
どうやら必殺技が編み出されたようです。
シロクマ「よし、あのペンギンを探しに行こう!」
シロクマは山を下り、彼を倒したペンギンを探しに行ったのです。
・・・その頃でした。
スズメ「どこかにえさはないのかな・・・?」
1羽のスズメが一面銀世界の中でえさを探していました。
シロクマ(よし、このスズメで試してみよう)
スズメ「ん?・・・〜〜〜〜!?!?!?!?」
シロクマが山の中で編み出した必殺技がスズメに炸裂しました。
シロクマ「うん、まずまずだ。」
シロクマはとても満足げな顔をしてその場をあとにしました・・・
スズメ「・・・なんで、僕がこんな目に?」
スズメは顔だけ雪の中へ埋まってしまいました。