Gメン「何でこんなとこに連れてこられたのかわかりますよね?」
爺さん「知らん」
Gメン「ダメなものはダメなんです、さあ」
爺さん「知らん」
Gメン「何で言うこと聞いてくれないの?あの時だってそうよ・・・」
爺さん「え?・・・・・ナンシー!あのナンシーなんじゃな!?」
Gメン「覚えててくれたのね」
爺さん「覚えてたも何も、忘れたことなんてなかったわい」
Gメン「うれしいわ。さあ盗ったブリーフ、正直に出してくれるわね?」
爺さん「あんたにはこのブリーフをヨレヨレになるまで洗濯し続けてほしい」
Gメン「え?」
爺さん「そしてこれ」
Gメン「これって・・・」
爺さん「あの時渡せなかった指輪じゃ
今では古くていかほどの価値もないかもしれんが
それでもあんたに受け取ってほしくってね」
Gメン「・・・・・・」
爺さん「結局あの時以上の恋愛にはめぐり合えなかった
言うよ、今言う、あの時言えなかった」
Gメン「ごめんなさい」
爺さん「・・・・・・」
Gメン「私にはもう夫も子供も、かわいい孫だっているの」
爺さん「・・・そうかい。それはよかった、あんたが幸せでいてくれて」
Gメン「本当にごめんなさいね、この指輪」
爺さん「それはもらってやっておくれ
わしが持っている必要はもうなくなってしもうた」
Gメン「はい」
爺さん「達者でな」
Gメン「はい、それではどうぞお元気で」
Gメンは一度も振り返ることなく全速力でその場を立ち去った
爺さん「これでよかったんじゃな」
店員「ヨクナイヨ!結局店ノ商品アノGメンニ・・・アラ?アナタ茂三サン?」
爺さん「お前は・・・・ナンシー!?」
ナンシー「アララ、茂三元気ダッタカ?ココデマタ一発ヤルカ?」
ジイサン「アリャリャ、コリャヤラレタヨ」