授業のはじめにバディーをする相手がおらず
バディーが出来ない状況に陥り、そこで何を血迷ったか
「もしかしてこの状況ちょっとおいしい?」などと勘違いし
調子に乗ってこれ見よがしに力強く拳を突き上げ
何か言いたげな顔に満面の笑みを浮かべながら
一人で「バディー!」と声高らかに叫んでしまったが
その直後周りから浮きまくっている自分に気付き
言い様の無いむなしさが津波のごとく押し寄せ
さっきまでの自分をぶち殺したい衝動に駆られたり
襲い来る恥ずかしさに押し潰されそうになりながらも
急にテンションを下げるのもあからさまで恥ずかしいから
今日はいつもよりテンション高めですよみたいな
言い訳めいた態度で乗り切ろうと試みたが
これが裏目に出て傷口をさらに広げる結果となり
居心地の悪さに耐えられずプールに飛び込んで
こみあげる自殺願望をどうにかしようとしていたら
なんかめっちゃ速く泳げた。