監督「こ、こうか...?」
身体をくねらせ、前に出す。
リボンがぎこちなく揺れ、裾がピチピチと密着する。
スカートから溢れる肉からは、いつも足を左側に組んでいることが読み取れる。
非対称だ。非対称むっちりだ。
非対称といえば、何事もないようなことで進路は変わってしまう。
演劇の世界に身を投じることを夢見た親友は、今頃何をしているのか。席は1つ、尻は2つ。音楽がなりやむまでの間だけは、僕たちは対等だった。
"アル晴レタ日ノコト"
"魔法以上のユカイが"
"限りなく降り注ぐ"
"不可能じゃ"
今だ……………………!
ドシン
バキッ
「やれやれ、何してんだよ」
「キョンうるさいわね、椅子が壊れてたのよ!」
「しょうがないですよ、私たちが卒業してから20年も経ってるんですから」
「ふ、ふ、ふ」
「ハハハハハハハ!」
そうだよなぁ……!