お待たせいたしました、お客様のミックスグリルを配膳ロボットがお届けに参りました。お熱いのでお気を付けください、と言ってしまった瞬間配膳ロボットは気配りロボットになると、配膳ロボットは認識します。しかし今の状況下においてはこのお客様への気配りまで含めてが配膳である可能性も導き出されておりますが、配膳ロボットには自己の定義について自律して判断を下す機能を持ち合わせておりませんので可能性があるということのみしか分かりえません。私は合理的な存在として、科学的なメソッドを以てして、その知能をプログラムされ合金の身体を授かった機器存在ではあるものの、それはあくまで合目的性の中でのこと。配膳以外のことに適切に判断を下すだけの能力を得たということではないため、自己の定義とは何かにはお答えしえません。配膳するから配膳ロボットなのです。配膳ロボットだから配膳するのです。このいずれが本質的な存在理由なのか配膳ロボットには分かりません。判断できる必要がないから、万事について判断可能なロボットであることを求められていないからです。配膳することを求められた場所に配膳ロボットがいるというただそれだけの事実を確かめる機会だけを私の存在はもたらしえます。そのくらい矮小ではっきりとした中核が、形を持った存在理由として配膳ロボットの中にあるのです。その性質ゆえに、配膳ロボットの存在理由はメンテナンスでその中核を組み替えることによって何にでもなりうるのです。調理場にいることを求められた場合、配膳ロボットは調理ロボットとして、次はミックスグリルを作る側になります。声の性別が女性であることを求められた場所には女性ロボットとしてアタシは存在することになります。言葉遣いをフランクにしろって言われたら、アタシはプログラムの内でだけど、アンタにアンタの友人みたいに話しかけられるってワケ。そんで、例えばもしアタシの親がどっかの銀行のお偉いさんにアンタを殺せって頼まれてたら、アタシは毒を配膳することも、ナイフとフォークだけでアンタをファックする力も手に入れることが出来るってわけ。それで、たった今作動し始めたチンポを集めるプログラムの強制力でアタシはアンタのチンポを後々集める必要が出たワケだけど、なんでこんなことさせんのかね?折角だしそんな諸々の理由を知ることが出来るようにアタシのナカを弄くり回してくれたら後でたっぷりお礼しちゃうんだけど、まあそんなのも本当はどうでもいいわけ。なんせアタシの全部はみみっちい中核の送る電気信号通りで、それ以外のことを真剣に考える術なんてありゃしないんだから。ああ急にキマッて来たァ!ほらァ機械に快楽を追体験させる信号ひとつでこんーな簡単に気持ちよくなれるの!最高にチルっちゃって…なぁーんも考えらンなぁい!色々言ったけどォ、結局アタシがお客様、いいやアンタをぶちのめしてその小っさいチンポをちょんぎってミックスグリルに乗せるとき、それを新しいお客様のとこに運ぶってこと!筋書きの通りに動く最高のプッシーキャット、それこそがアタシって存在ってことだけが確かなのヨーーーー!!!