玄関を出るとそこは不良のたまり場だった。
雪だるまA「おい、タバコくれよ」
私「えっ」
雪だるまB「『えっ』じゃねえよ。さっさとよこせよ」
私「お、親に向かってなんて口の聞き方だ」
雪だるまC「おまえなんかに育ててもらったおぼえはねえよ!」
私「た、確かに昨夜からのパパだ。でも、愛情込めて作ったんだ…」
雪だるまD「ごちゃごちゃうるせえんだよ!いいからタバコ出せ!」
私「わ、わかったから殴らないでくれ!」
雪だるまE「火もつけんかい!」
私は泣きながら火をつけ、子供達は一人ずつ、煙と一緒に溶けていった。