大介
毎年素敵なプレゼントをありがとう。
面と向かって言うのも恥ずかしいため、この置き手紙を書いた。
私の子供の頃はあまり裕福とは言い難い家だったため、クリスマスにプレゼントをもらったことなどなかった。
だからお前が小さい頃、私のこっそり用意したプレゼントに目を輝かせていたのを見ても、何がそんなに嬉しいものかと冷ややかにしか見られなかった。
だが、この歳になってそのプレゼントの楽しみ、喜びを教えてもらった。本当に感謝している。
あとお前は本当は私の子じゃない、母さんがらどっかで作った子だ。
寒くなるが、体を大事にしろ。
貴恵さんにもよろしく頼む。
倫造