全国枕投げ大会準決勝、キャプテン麻倉寝の枕弾が突き刺さり快眠高校を打ち破った低反発高校。しかし、試合の後半、寝は明らかに狂気に満ち溢れていた。
試合後、その姿に耐えかねた幼なじみの投子は寝の元を訪れるのだった…
投子「ねぇもう枕投げなんてやめてよ…これ以上、寝が傷つくのも、寝が誰かを傷つけるのも…見たくないから…」
寝「…」(黙って枕を壁に当て続けている)
投子「寝!!ねえってば!!」
寝「…」(ボスッボスッという音だけが鳴り響く)
投子「枕投げはじめてから、寝、おかしくなった…笑わなくなったよ…。前の昼寝大好きな寝に戻ってよ…。」
寝「…見ろよ」(枕を当てていた壁を指差す)
[ ナゲコ スキ ](壁に枕痕で書いてある)
投子「え…」(顔を赤らめている)
寝「次が最後の戦いになるからな。そこに今までの全てをぶつけたいんだ。勝って、優勝して、そこで投子と一緒に笑いたい。」
投子「寝のバカバカバカ…!」(大粒の涙を流す)
投子「絶対に…勝ってね…!!」
寝「…」(微笑みながら枕を握りしめる)
ボコオン!!ボコオン!ボコオン!!
(枕を壁に当てる)
[ イイヨ ] (枕痕)
(投げろ麻倉! 24巻より)