太陽みたいなキミの笑顔は
本当に透き通るくらい真白で
僕の白かった筈の言葉は
僕の毛みたいに薄汚れちゃってた
僕は人目も憚らず泣いた
朝も昼も夜も
涙と嗚咽と鼻水がぐちゃぐちゃになって
それでも僕は泣き続けた
キミはもう居ない
数年後、僕が息絶えた時
僕の涙は湖になってた
太陽が眩しいほどに湖面にゆらゆら反射(うつ)ってる
まるで陽光と、水面に揺れる細(さざ)波とが
手を取り合い
楽しげにダンスを踊っているように
言葉と言葉はいつか交じり合えるように・・・
(本当はそんなことなくて、僕はいつものように半身浴に興じていた)