「これは大喜利だ」
「そう、これは大喜利」
「この花は小道具」
「ボケを生み出す足がかり」
「これは大喜利だ」
「そう、これは大喜利」
「君への愛は異常なものへと曲げられて」
「私の笑顔もただひどいことを言うギャップの為に使われる」
「これは大喜利だ」
「そう、これは大喜利」
その日どこかで戦争があった。ひどい戦争である。何人もの人間が死んだ。まだ彼も彼女もそれを知らない。彼らはただその開けた未来と絶望の狭間でゆっくりと、自らの言葉を、
「君に伝えたいことがあるんだ」
青空は一人ずつそこにあるが
「初めて会った時から君のことが」
果たしてどれだけの人が
「君のことが」
帰りを待つのだろうか
「君のことが」
「私」
「え?」
「はどぅはどぅ海岸まではどぅ。ようこそここは人間酒場。よってらっしゃい見てらっしゃい、借金小僧も妊娠女も誰でも歓迎来なすって。はどぅはどぅ海岸まではどぅ。闇から闇への小旅行見たくないもん見なきゃいい、いつも笑って過ごせれば誰かのせいにしてもいい。はどぅはどぅ海岸まではどぅ。それでは早速参りましょう、ハーピィの羽箒大喜利」
印象派の画家一同「光の加減がいまいちだ」