姫「うわ〜見て見てちょっとジャンプしただけでほらびよ〜ん」
父「まあそういうのはおいおい慣れていくと思うからゆっくりやってこ」
姫「うん」
父「ところで宇宙船どしたん」
姫「宇宙船?」
父「ほらお前を地球にやった時の」
姫「……あ〜ハイハイハイ宇宙船ね。いや〜自分でも気になってたんだけどね、何でアタシあんなとこから生まれたんだ〜って。おじいちゃんに聞いても、あ、地球の方のね。まあわかんなかったんだけど、宇宙船ねハイハイ納得納得そういうことね。う〜ん、おじいちゃんが取っといてくれてるんじゃない?そういうの好きそうだったし」
父「取っとくったってそんな長持ちしないだろ。匂いとかヤバいだろうし」
姫「え、竹ってそんな匂いとかヤバくなる系の野菜なの?アタシ向こうにいた時普通に水筒にしてたんだけど」
父「たけ?」
姫「え、竹」
父「何それ」
姫「え、竹って言ったらほら、あの長ーい、ほらタケノコの進化版みたいな」
父「え、何それ。いや竹はわかるけど」
姫「え、宇宙船ってあれでしょ?アタシが赤ちゃんの頃に詰められた」
父「そうだけど、いや違うけど」
姫「どっちよ」
父「いやお前を詰め込みはしたけど竹なんてお父さん知らない」
姫「でもおじいちゃん竹を切ったらお前さんが出てきてな〜って言ってたよ」
父「いやその人が今どんだけアレが進んでるか知らないけど竹と間違えるのは絶対ないわ、自信あるもん」
姫「ちょちょちょ、じゃあ何?言ってる意味なんかよくわかんなくなってきたから、その宇宙船の絵写ってるパンフとか一応見せてよアタシに。おじいちゃん別にアレじゃないと思うし」
父「え、見せるけど何?やめてよお父さんまで怖くなってきた」
姫「ちょ手邪魔なんだけど」
父「じゃせーので見よせーので」
姫「せーのって言うけどお父さんの匙加減次第じゃんこんなの」
父「じゃ、せーのっ」
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