葉子「わぁ・・・凄く素敵なお店ね、四郎さん」
四郎「はは、今日は僕たちの一年目の交際記念日だしね。豪華にしたかったんだ。それに今日は葉子に大事な話があってね」
葉子「え・・・急に改まってどうしたの?もしかして別れ話とか・・?
やだ!私別れたくないよ!四朗さんの事大好きだもん!私にダメな所があったら言ってよ!絶対絶対がんばって直すから!」
四朗「ははは、葉子はせっかちでバカだなぁ」
葉子「バカってなによぉ!だって大好きなんだもん・・・別れたくないよ」
四朗「だからバカなんだよ。俺が葉子のこと嫌いになったりするわけないだろ?出会った時から愛してるし、これからも変わらず愛し続ける。俺は葉子のことが大好きなんだよ」
葉子「四朗さん・・嬉しい!えへへ♪私も四朗さんのこと大好きだよ♪えっじゃあ大事な話ってなぁに?」
四朗「うん。葉子、今日さ、違う記念日にしないか?」
葉子「えっ!それってもしかして・・・」
四郎「(ごそごそ)葉子。結婚しよう(パカッ)。君をずっとずっと愛し続ける。そして君を守り抜くことをこの指輪に誓うよ」
葉子「四郎さん・・!やだ・・うれしくて涙が止まらないよぅ・・」
四郎「はははっ、葉子は泣き虫だなぁ。ま、そこもかわいいんだけどね」
葉子「もうっ!からかわないでよぉ〜四郎さんのいじわる!」
四郎「あはは」 葉子「うふふ」
オーナー「パチパチパチ。お話は聞いておりました。おめでとうございます」
四郎「うん。ありがとう。いいお店でプロポーズできてよかったよ」
オーナー「もったいないお言葉ありがとうございます。今日はお二人が結婚をお決めになられた記念日とのことで、僭越ながら当店のシェフが腕によりをかけて作りました特製ケーキをプレゼントさせて頂きます」
葉子「わぁ!四郎さん、ケーキだって♪」 四郎「よかったね。葉子」
オーナー「お二人のお名前を拝見致しましたところ、頭文字を合わせると四葉となりますところに着目しまして、ケーキに四葉のクローバーのトッピングを施しております。このようなことがあった場合にと思い、四葉のクローバーを入手し保管しておりました」
葉子「四葉のクローバーなんて素敵ね!それに私たちの名前を合わせるなんてロマンチックだわ」
四郎「うん。さすが超一流のレストランだ。素晴らしいサプライズだね」
オーナー「ありがとうございます。お客様に喜んで頂けてなによりです」
葉子「四葉のクローバーかぁ・・・。うん・・。決めた!四郎さん、私四つ子
の赤ちゃん絶対生むよ!今まで気づかなかったけど、二人の名前を合わせると四葉だなんて、こんな運命的なことってないもん!」
オーナー「え・・?四つ子?」
四郎「葉子・・・!!そうだよな!こんなに運命的なんだ。きっと無事に生ま
れるよ!」
オーナー「え?ちょ・・」
四郎「オーナー、ありがとう。君のサプライズのお陰で不安がっていた葉子が生む決心をしてくれた。絶対無事に生まれるよ!」
葉子「オーナーさん、ありがとうございます!」
オーナー「いや・・・」
四郎「僕たちの子供が生まれるのはオーナーのお陰さ。オーナーの子供みたいなもんさ。だから、僕たちの四つ子の養育費全額請求するよ。払わなかったら訴えるからね。それに今日のディナー代も養育費の一環とし
オーナー「帰れ」