ネプチューンの原田泰造がやらかした
おっさんに「絶対に手を離すな」と厳命されていた厚めの木板を機械の中にうっかり落としたのだ
〜 ここはとある町工場 〜
ネプチューン・名倉潤が大声で原田を叱責するが、機械に木板が巻き込まれていく嫌な音にかき消された。
「目を覆えー!木片が飛んでくるぞー!」
伏せるスペースがあれば伏せたい所だが小さな町工場にそんな余裕などあるはずがない。緊急停止スイッチはすでに押されていた。だが機械は止まらない。惰性で動いていた。
一往復目 ――― 壁、床、天井とでたらめに飛ぶ木片があちこちを打つ音に皆、恐怖を覚えた。
二往復目 ――― 心持ちさっきより木片の飛ぶ勢いも機械のスピードも弱まった気がする。幸運にもここまで木片が人間を狙うような事は無かった。
三往復目 ―――「ギャアアアアアアァ!」 ネプチューン・ホリケンの叫び声で目を開けた。
右腕の間接が3つあった。違う、皮膚一枚を残して切断された手首がぶら下がっていたのだ。なぜ機械から丸ノコが飛び出しているのか分からなかったし、ホリケンが何に挟まれ身動きできないかも分からない。
その状態のまま四往復目、丸ノコは再びホリケンを襲うだろう。どうしようも出来なかった。
ホリケンの腕、切断。
ホリケンの右腕の切断面がくっきり俺の脳に刻まれる。
・・・・・ここで俺は起床した。 ――― 早朝4時34分
夢だった。
目覚め最悪。だが夢の中から、絶対売れる子供向け菓子の製法を持ち帰った。(夢の中のおっさんが絶対売れると言っていた)その会話は鮮明に覚えている。
ここに記しておく
指輪型グミ菓子 〜グミで出来た4つのパーツと、甘酸っぱい味付けの炭酸菓子(●A)の指輪型の子供向けグミ菓子〜
パーツ(グミのみで構成される)
●リング ●宝石 ●台座1 ●台座2 (台座は宝石よりやや小さい大きさ)
(1.)リングと台座1を組み合わせる 寒天により接着
(2.)台座2の凹みに炭酸菓子(●A)を入れる
(3.)台座2の凹みと(1.)台座1の凹みを組み合わせる 接着
(4.)袋詰め(リング+台座グミと同じ数の宝石グミを袋詰めする)
宝石部分とリングを接着せずに販売するのは、最後の工程は購入した子供達に任せる為。自分の力で完成させた指輪を喜んで指にはめる子供達。そして(3.)の軽めに接着した台座1台座2の中から、まるで宝石箱をパカッと開けて出てきた宝石のように姿を現した炭酸菓子(●A)を子供達が嬉しそうに眺め、味わう。(夢の中のおっさんが絶対売れると言っていた)
またはこんな子供達も。完成した指輪を口の中に放り込み、台座1台座2を舌でペリペリはがす感じが意外に快感でやみつきになって仲間内の舌の不器用な子に「ペリペリ」を教え合う子供達。(夢の中のおっさんが絶対売れると言っていた)これは売れる。
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気球はこども達の夢を積んで飛んでいるので昨日実際に見た夢を書いてみました。(夢の中のおっさんが絶対売れると言っていた事を重ねて書いておきます。)