「砂場」というと日本人の皆さんは「子供の遊び場でしょ」「手が汚れる」と仰られるが、とんでもない。砂場は確かに手や服も汚れますし、主に子供の娯楽場であることに変わりはありません、しかし砂場には無限の可能性があるのです。砂の一粒一粒は小さな物ですが、集め、さらに水を加えることであらゆる形に変化するのです。砂の造形の一番ポピュラーな物として泥団子がありますね、砂に水をかけ、手でこね、球形に形取る。なんとも簡単な物です。さらに、中には砂の城を作るお子さんもおられるのです。信じられるでしょうか?この事実を聞いても尚砂場は「子供の遊び」と言えるでしょうか?砂で形成できるのは、団子や城と言った、三次元的な物だけでなく「砂絵」と呼ばれる物を描く方もおられます。かの有名な仏教の開祖、仏陀も砂絵を描いたと言われています。この様に、砂場はあらゆる可能性を秘めているのです。これを機に皆さんの砂場への評価を改めていただければ幸いだと思っております。
では私も砂の城を作ってみようかと思います。
〜〜〜30分後〜〜〜
ふむ・・・難しいですね・・・子供はこんなものを簡単につくってしまうのですから驚かされますなぁ
〜〜〜さらに30分後〜〜〜
段々形が出来てきましたな、あとは外壁を作るだけです
〜〜〜10分後〜〜〜
ふう、完成しました、我ながら中々の出来かと思います。
ヒュウウウウウウウウウ(風)
あ・・・崩れてしまいました。そう、砂とは無限の可能性を秘めている一方一瞬で消え去ってしまうという儚さも併せ持っているのです。
私の城も、私の砂への期待も「砂上の楼閣」と言ったところでしょうか