奴隷「あーもう死にたい」
「あーもう死にたい」『奴隷よ、生きろ!』
奴隷「えっ、いまの声は」
「えっ、いまの声は」『わかってるくせに。私はあなたの深層心理よ』
奴隷「どうゆうことだ!」
「どうゆうことだ!」『こうゆうことだ!』
奴隷の頭に装着されたチューブは火花を散らしながら崩れ落ちた。
今までの労働はなにもかも自分の中で起きてたことであり、それに気付いてなかっただけであることをようやくながら気付く。
自分の無意識に気付くことで、自分を一人の人間として主観の中で生きるのではなく、他者からの客観性を手に入れることができ、一人の人間としての存在を超えるのである。
奴隷「あー幸せ」
「あー幸せ」『幸せを感じるのもいまだけだけどな』
奴隷「無意識って大変(笑)」
「無意識って大変(笑)」『無意識って大変(笑)』