ピシパン美奈子とビシ前歯ネル助の孫の初舞台「調子」の一幕。
なにかの悲しみのため生きる目的を見失い、いっそ世界を滅ぼそうと思い立ち、殺人マシーンの最後の部品を差し込もうとしているピピラス役のビシ前歯ネル助の孫。
その行為を至近距離(ピピラスに触れてしまっている)の物陰から覗いている(役=イモジラス)がここで普段のピシパン美奈子の癖、右斜め上に視線をやる癖が出てしまう。
これではピピラス自体が物陰になってしまい、イモジラス(ピシパン美奈子)の視線の先にピピラスがいるという設定だと勘違いしてしまう。この意図的ではない四次元的な演技が高評価を得てこの年の舞台芸術賞を貰うことになる。受賞時にもこの癖が出ていた。