アメリカ人は、財布を大事そうにカバンの中へ押し込んだ。
イギリス人は、食堂車で出る料理をしきりに気にしている。
ロシア人は、相席の客にウィスキーボトルを振舞っていた。
フランス人は、車内アナウンスが英語であることに激怒した。
オランダ人は、席の背もたれと自分の座高を比べあっていた。
イタリア人は、相席の女性をあの手この手で口説いている。
ドイツ人は、とっくにビールを飲んで眠りについている。
中国人は、これも食べられるのかと車掌に尋ねていた。
韓国人は、優先席の成り立ちを嬉々として説明している。
日本人は、このように各超優先席の実態を記録してブログに書いたのだ。