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[第 1965 回] 頭の悪い殺人鬼の行動
僕は、頭の悪い、殺人鬼。
出逢いは突然だった。
彼女はまるで、草原を吹き抜ける風だった。
知性を持ち、美しく、しなやかな筋肉を持った野生の動物の様だった。
しどろもどろになった言葉は彼女の頬を緩ませ、僕らはたちまち意気投合した。
昼は木陰で同じ本を読み、夜は寄り添いながら星を数えて過ごした。
彼女は医者になりたいといっていた。
彼女の父親は呑んだくれで街のごろつき、唯一の理解者だった母親は苦労が祟り、何年か前に痴呆が出てから病状は悪くなるばかりだった。
僕は「医者になるにはお金がいるよ」という言葉を飲み込んで、彼女の素晴らしい夢、母親の病気を治したいという夢をいつも聞いて、応援していた。
ねえ、僕は無責任だったね。

それから月日が少し経ち、僕らはあっけなく別れてしまった。
覚えていないくらいの些細なことで僕は彼女に怒りをぶつけ、家を飛び出し、そのまま都会へ行ってしまったんだ。
あの時どうしてあんなに意地を張ったのかは分からないけど、とにかく君からの電話や手紙を受け取ることはしなかった。

また数年が経った頃、仕事がうまくいかなくなり田舎に帰ることにした僕は彼女のことを思い出していた。
少しの淡い期待を持ちながら。

だけど、君はそこに影も形もなかった。
近所の人に話を聞いて僕は膝から崩れ落ちた。
僕が出て行った後、君は医者になるための学費を稼ぐために売春をしたんだ。
そして不幸にもHIVに感染した。
……そして………

僕は、頭の悪い、殺人鬼。
あの電話を取っていれば、手紙を読んでいれば、君は逝かずに済んだかもしれないね。
もう何もかもが遅くなってしまったけど、神様がいたとしたらこう願うよ。

神様〜〜〜〜!!!!!!!!!ちんこオッキクしてケロ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!ホンギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!ホンギャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
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