アキラ新鋭さんのピックアップ

[第 994 回] 遠足のおやつは500円までです。他に質問は?
レンコンの穴はいくつまでですか?
45.70 pts [68.7]
12 /219位 (95.0%)
by クニオ




[第 994 回] 遠足のおやつは500円までです。他に質問は?
雪山をなめてませんか?
40.72 pts [59.0]
37 /219位 (83.5%)
by 深山




[第 987 回] この人うなずいてるけど話の内容わかってないなと思った理由
それは、彼とドライブにいった帰りのことだ。

「この辺でいいよ」
私の家の周りは細い路地で入りくんでいて、軽自動車が通るのがやっとだ。車は中途半端な位置で右寄りに止まった。

「今日はありがと」
私は、買ってもらったピアスに手を触れた。門限の夜十二時五分前、私が車を降りようとして、それと同時に、彼が何かしゃべろうとした時だった。

それは、突然の出来事だった。

タイタン

巨神タイタンだ

フロントガラスの向こうにタイタンが現れた。
ギリシャ神話のタイタンだ。タイタンがこちらへ向かってくるではないか。
タイタンは、ゼウス信仰が確立する以前の、古い時代の自然神であり、ゼウスたちとの戦いに敗れた後、地底に閉じ込められたとされている。
そのタイタンが、なぜ、京都四条にいるのかというと、それは私にもわからない。
そんなことを考えている間にも、タイタンは止まることなくこちらへ近づいてきている。巨体を揺らし、狭い路地を無視するように辺りの家々を踏み潰し迫ってくる。柳田おばさんの家も、猪上おじいさんの立派な家も、タイタンの一踏みで一瞬にしてなくなってしまった。

私は、呆然としていた彼に、危ないから逃げるように促すと、
彼はゆっくりとうなずいた。
ギアをバックに入れ、アクセルを勢いよく踏むと、
タイヤはキュルキュルと音を立て、私たちの体は前方へ強く引っ張られた。車は細い路地を塀にぶつかりながらも、猛スピードで四条から三条へと走り抜けた。

三条を通り越して二条まで逃げてきた私たちは、
まだ、自分たちの目の前で起こったことが理解できないまま、とりあえず、近くのコンビニで缶コーヒーを買い、再び車へ乗り込んだ。

沈黙が続く中、缶コーヒーのタブを開ける音が二回鳴る。

これは、夢か。いや、夢ではない。現実だ。
あれは、作り物か何かか。あの巨大さと動きからそうとは考えれない。
あれは、タイタンだ。巨神タイタンだ。
しかし、なぜタイタンが京都に。何か忠告しに来たのだろうか。
私はまだ自分が見たものに対して半信半疑だった。

でも、よく考えてみると、この世の中は不思議なことがいっぱいだ。
そうだ、私たちの出逢いだって奇跡みたいなものだ。
先月、二人で行った祇園祭。そこには四十万人五十万人と人がいて、
こうして二人が出逢えたのも不思議なことだ。

数十分前の出来事による興奮のドキドキが、私を彼に甘えたい気にさせていることに気づいた。

「はぁ〜、びっくりしたね・・・」

少し甘えるように彼の肩に寄りかかると
彼は、ゆっくりとうなずき、
ギアをバックに入れ、アクセルを勢いよく踏むと、
タイヤはキュルキュルと音を立て、私たちの体は前方へ強く引っ張られ、
車は細い路地を塀にぶつかりながら、猛スピードで二条から一条へと走り抜けた。
53.02 pts [83.8]
1 /214位 (100.0%)
by mamusimusi




[第 968 回] 募金箱にお金を入れたのに怒られた理由
初めてなのに舌も入れた
47.13 pts [69.3]
6 /158位 (96.8%)
by 温かい図鑑