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吹奏楽のための憂鬱さんの成績

総合
投稿回数 23
Rate 1694.32
平均偏差値 52.590
平均度数 60.265
1位 0
2位 0
3位 0
ベスト10以内 1

吹奏楽のための憂鬱さんのR変動

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※毎朝6時更新
吹奏楽のための憂鬱のPICKUP得点(more) 吹奏楽のための憂鬱のPICKUPされ得点(more)
クレ 27
ゴレンジャー鎮静剤 23
みっこりーぬ♪ 22
きなこの結晶 19
攻殻 13

ボケ履歴

[第 1151 回] ついに甲子園から持って帰る土がなくなりました!
試合に負けたらどうする?
四隅に塩を盛る
36.34 pts [50.5]
49 /115位 (57.9%)




[第 1150 回] 修学旅行なのにテンションの下がる注意事項
お土産は300円まで
26.17 pts [37.7]
120 /132位 (9.2%)




[第 1149 回] 恐竜が滅びた本当の理由
ステゴザウルス「地球さん、僕と付き合ってくれ」

地球「えっ・・・」

ステゴザウルス「ダメ・・・かな」

地球「そっ、そそそそんなっ・・・全然ダメじゃない!
嬉しいよ、嬉しいけど・・・」

ステゴザウルス「本当に!?」

地球「でっ、でも・・・
ステゴくんは成績優秀だし、スポーツ万能だし、みんなからも人気者で・・・
私なんかバカだし目立たないし・・・」

いきなり地球を抱きよせるステゴザウルス

地球「なっ///」

ステゴザウルス「俺は、どんなことにも一生懸命で、努力家で、そんな地球さんが好きなんだ」

地球「ス・・・ステゴくん
そんなことされたら私・・・熱くなっちゃうよ・・・」



――そして地球は急速に温暖化し、生体系は崩れ、恐竜は滅亡したのだった――
42.52 pts [58.5]
22 /118位 (82.1%)




[第 1148 回] 遅刻常習犯が最近遅刻をしなくなった理由
お母さんの新しい男が訪ねてくる前に家を出たい
39.21 pts [56.0]
38 /152位 (75.5%)




[第 1147 回] こんなのもう手品じゃない
なかなか言い出せずに葬式までいった
47.54 pts [68.0]
9 /174位 (95.4%)




[第 1146 回] すごろくのゴール手前に書かれていた絶望的な指令
骨董屋で値段を見ずに買い物してから1マスすすむ
41.61 pts [59.7]
25 /156位 (84.5%)




[第 1123 回] 帰宅部さえも辞めた理由
なんか帰宅部なのに顧問がいるし部室まであるししかもその部室には「目指せ!全国!」って書いてあるし部員がめっちゃ筋トレしてるし毎日夕方6時になったらメトロノーム崇拝の賛歌を歌いだすし僕が「帰宅部です」って言ったら先生達は何故か怯えだすしよく考えてみたら生徒会は全員が帰宅部だし最近校長先生見かけないしよく部室に暴徒と化した生徒が入ってくるけど次の日にはその生徒の学籍は削除されてるしたまに黒いフード被った男が数人訪ねて来るしその人達に部長は教祖様って呼ばれていて一緒に「目指せ!全国!」って言ってるし黒地に金で五芒星の描かれた分厚い本を50万で買わされそうになってさすがにヤバイと思ったから
31.09 pts [42.4]
131 /172位 (24.0%)




[第 1122 回] 先生が僕の家だけ家庭訪問してくれなかった理由
笹山結子は教師三年目、初めて自分のクラスを持った。
緊張の家庭訪問も残り2件、ここまでくると、もうだいぶ慣れてきた。

「それにしても、賀山くんの家は遠いなぁ」
結子は山の中を歩いていた。途中までは車を使って来たのだが、ついに人一人進むのがやっとというような細道に差し掛かり、しょうがなく歩いているのだ。
ガサリ
その時だった。木々がざわめいたかと思うと、二人の男が結子の前に現れた。
「なんなの!?あなたたち!」
男達は全身を黒装束に身を包み、目だけを外に覗かせていた。
「それはこちらの台詞でござる!この伊賀の里山に何用か!」
「あ、賀山健人くんの担任の笹山と申します。本日は家庭訪問で来させていただきました」
「あー担任の先生でござるか。健人がいつもお世話に・・・って嘘つけぇぇ!
てゆーか、ここに来るまでに結構トラップとかあったでござろう!?
ただの女教師がここまで無事に来れるわけ・・・」
「ふっ!私の生徒を思う気持ちの前には、あんなもの風の前の塵に同じよ!」
「と・・・とにかく!おぬしのような怪しいおなごを、これ以上里山に入らせるわけにはいかぬ!」
そう言うと二人は素早く跳び回り、結子へ手裏剣を投げ付けた。

「教師パワアァァ!」

しかし結子が叫ぶと、周囲に結界が現れ、手裏剣は次々と弾かれる。
「あれが賀山くんの家ね!」
結子が指差す先には、小さく木の家が見えた。
距離的にはもう少し先のようだ。
「いかん!このままでは里の正体がバレてしまうでござる!
一刻も早く、こやつの息の根を止めねば・・・」
「望むところよ!
必殺!祇園精舎のヴォイス・オブ・チャイム!!」
「な・・・何だこの技は――!?」





一方その頃、家庭訪問が1番最後の渡辺くんは

「あーあ、先生ついに来てくれなかったなー」
37.92 pts [53.5]
44 /132位 (67.2%)




[第 1121 回] おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは○○○○に
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんはその後すごい笑顔に
43.05 pts [63.2]
23 /208位 (89.4%)




[第 1120 回] 大統領!明日、彗星が地球を直撃するそうです!どうしましょう!
ブッシュ「つかwやばくね?超やばくね?ww」
メドヴェージェフ「普通にやばいっしょwまぢ彗星落ちてきたらどうすんべ?」
ブッシュ「やw俺どうせ後はオバマに任せっカラ関係ねぇケドww」
サルコジ「おぃーwそれマヂずりぃんですケドワラ」
ブッシュ「あざーすw」
麻生「ちょwおまwwまぢ時間ねェからwマヂメに考えよーぜw」
メドヴェージェフ「俺的に!俺的に!ミサィル打ち込んぢゃいますか!?みたいなw」
麻生「おー!それまぢパネェ!まぢカッケー!」
サルコジ「ミサィルトカw俺らアホすぎww」
オバマ「なーに話してんのw俺っちも交ぜてっちょ☆」
ブッシュ「オバマktkrww」
サルコジ「やべぇってwwこのメンバー最強すぎぢゃン?」
麻生「鬼強ぇーし!最強やし!」
ブッシュ「今度彗星来んぢゃン?で、ミサィル打っちゃうか的な話をねww」
オバマ「ちょwアニキwそれまぢパネェぢゃないっすかwやべぇっすよ!ワラ」
メドヴェージェフ「とりま、オバマもなンか考えて!」
オバマ「俺っちもっすか?wwミサィルの先端に核取り付けちゃう感じ?ワラ」
メドヴェージェフ「!!!」
サルコジ「うはぁーっ!その発想なかったわwオバマまぢ天才なんぢゃねww」
オバマ「俺っち天才やしw天才過ぎて困るってwww違うかw」
ブッシュ「おまw調子のんなってのw」
オバマ「あざーすw」





オバマ「我々は国際会議で話し合った結果、彗星に核弾頭ミサイルを打ち込むことに決めた!
この計画は必ず成功する!我々国家が協力し、最先端の技術を集結させれば、決して不可能なことではない!
今こそ全世界が一つになる時だ!
皆も我々のことを信じてついてきてほしい!」
42.75 pts [62.1]
22 /168位 (87.4%)




[第 1119 回] 僕のお気に入りの自転車が「サドルが盗まれる」なんか比べ物にならないいたずらを受けていた!どんないたずら?
「叫んでも無駄だぜ。
ここは町外れの倉庫の中だからな」
俺は怯える自転車に追い打ちをかけるようにそう言った。
自転車は抵抗こそしなかったが、俺を映すベルには絶望の色が混ざっている。

俺は優しい指使いで、サドルを愛撫する。
妖しく光るメタリックの肢体に、俺は興奮していた。

豊満なタイヤに舌を這わせた。
敏感なバルブも入念に舐めて絡めとる。

チェーンにも手を伸ばした。
ぬめりとしたオイルが俺の手に付着する。
「おや、もうこんなに濡れてるじゃないか」
俺はニヤリと微笑むと、自転車のハンドルの根元で囁いた。

「自分の自転車のこんな姿を見たら…お前の持ち主はどう思うかな?」
俺は嫌がる自転車を無理矢理押し倒した。

ガシャアアァァァン

自転車の悲鳴は倉庫内に響いただけで、誰にも届かなかった。
33.44 pts [46.0]
108 /159位 (32.3%)




[第 1118 回] こんなバスガイドはクビにしろ
「右手に見えますのが、有名な金閣寺でございまーす」

バスガイドのお姉さんが右を指すのにつられるように、みんな一斉に窓の外を見た。
「すげーめっちゃ金だー!」
口々にはしゃぐ声が聞こえる。
今日、ぼくたちは修学旅行で京都に来ている。
産まれて初めて見る純日本的な風景に、バスの中は興奮醒めやらぬ状態だった。

「左手に見えますのが、清水寺でございまーす」
「うおぉぉ!」
ガイドさんに誘導されるかのように、みんなも一斉に動く。
だが、僕だけはみんなと全く違う場所を見ていた。
ガイドさんの向こう側――ようするに運転席だ。
運転手さんの首が、こくこくしているのが見えた。
「あっ――」
僕は一気に血の気が引いた。
皆に知らせなきゃいけないと思ったけど、恐ろしくて声が出なかった。

前方にガソリンスタンドが見えた。
運転手さんは、ハンドルにもたれ掛かって動かない。
バスは吸い込まれるように、スタンドへと向かっていった。


――凄まじい轟音。


すごい熱風が僕の体を襲った。


奇跡だった。
僕は意識を失ってなかった。
座席が1番後ろだったということもあるだろう。
転倒したバスは、僕の真上のガラスが割れていた。
物凄い熱気から逃れるように、僕はガラスの無くなった窓から外へはい出た。

バスは炎に包まれていた。
「嘘だっ…!ゆうくん!さきちゃん!みんなぁぁ!!」
僕は泣きながらみんなの名前を叫んだ。
返事はなかった。

がしゃあぁぁん!

僕の叫びに呼応するかのように、炎に包まれたバス前側のガラスが割れた。
そこから出てきたのは、ガイドさんだった。
服は所々焼け焦げて、だいぶ弱っているように見えた。
ガイドさんは僕を見つけると、虚ろな瞳でこう言った。

「こ…これが有名な…バスガス爆発でございます…」

「黙れブスバスガイド」
35.60 pts [49.5]
90 /204位 (56.2%)




[第 1117 回] 逃げた犯人の特徴を教えてください
クラウチングスタートで走っていった
36.53 pts [50.6]
81 /179位 (55.1%)




[第 1116 回] 苦情の多い図書館とは?
犯人の名前五十音順で本が並んでる
36.05 pts [49.6]
88 /191位 (54.2%)




[第 1115 回] 「ありがとう」って言いながらこんなことしたら全然感謝が伝わらない
今日は漢字の100問テストだった。
僕は全問正解目指して張り切っていた。このためにずっと勉強を頑張っていたんだ。

隣の席のけいちゃんが、そわそわしているのが見えた。何だか様子が変だ。
「もしかして、消しゴム忘れたの?」
先生にばれないように僕が小声で聞くと、けいちゃんはびっくりしたような顔をして、ぽろぽろと涙を零した。
僕は何も言わずにけいちゃんの机に消しゴムを置いた。
今日のテストのために買った真っさらな消しゴムだ。
「いいの?」
けいちゃんの消えるような声が聞こえてきた。
「古いのがまだ残ってるから、いい」
何だか恥ずかしくて、僕はぶっきらぼうに答えた。
本当は、古いのが残ってるなんて嘘だった。
だけど、僕はけいちゃんが好きだったから。

次の日、結果が返ってきた。散々だったわけてはないけど、あまりいい出来じゃなかった。
書き間違えた所とか直せなかったのが大きい。
だけど、横を見ると笑顔のけいちゃんがいて、それだけで僕はテストでいい点取るよりも嬉しかった。
「昨日、ありがとう」
けいちゃんが、僕に小さく握った右手を差し出した。
「べ…別に」
僕は顔が赤くなってけいちゃんの方を見れなかった。
けいちゃんは、僕に消しゴムを渡すとニコッと微笑んだ。
「本当にありがとう」
けいちゃんに握られていた消しゴムは、少し温かくなっていた。

僕はゆっくり拳を開いて消しゴムを見た。

シャーシンが大量に埋め込まれてた。
42.82 pts [61.7]
26 /188位 (86.6%)




[第 1114 回] いつ覗いても客のいないファミレス、なぜつぶれない?
通学路の途中にあるファミレス「肉天」はいつ覗いてもがら空きだ。
たまに一人くらい入っていることもあるが、たいていは誰も入っていない。

俺は今日、おもいきってこのファミレスで食事をしてみようと思う。
怖いものみたさ、というやつだな。いったいどんな料理が出てくるのか、スリル満点だ。

カランコロンと音を立てて中に入った。
内装はパッとしないが、いたって普通のファミレスに見える。
席に座ると、経営者の家族らしき女性が注文を取りに来て、俺は大好きなハンバーグを注文した。

「お待たせしました」
ジュウジュウと音を立てて出てきたハンバーグは、とてもいい香りを漂わせていた。
なんか見た目普通で期待はずれだ。
小さく切って口の中に放り込むと、濃厚な肉汁が口中に広がる。食感も柔らかい。

これは…うまい!

正直、今まで食べたハンバーグの中で1番おいしいかもしれない。
俺はあっという間にそれを平らげた。

「正直、お客さんが入ってる所をあまり見たことなかったんで、どんな料理が出て来るのか心配だったんですけど、すごくおいしかったです!」
支払いの時、経営者の男に言うと、男は照れくさそうに頭をかいた。
「そう言っていただけると、こちらも作る甲斐があります。
いい材料が安く手に入るんですよ」
「へぇ、あんなにおいしい肉がですか?」
「えぇ、まぁ」
男は嬉しそうにニッと笑った。

「この店のすぐ裏が葬儀場なんでね」
28.79 pts [38.0]
166 /187位 (11.3%)




[第 1113 回] 聞こえないフリしてるのはどうしてですか?
最悪だ。肺炎で修学旅行に行けなかった。

退院して、今日は久しぶりの学校だ。
2年C組、少々懐かしい教室の前まで来ると、笑い混じりの騒がしい声が聞こえた。
変わってないなぁと思うと、少しホッとした。

「おはよう」
久しぶりの登場に、皆どんな反応をするんだろうと期待して俺は教室に入った。

――談笑が続いている。
俺の方を振り返る奴は一人としていなかった。
「おい、どうしたんだよ!
中村賢吾様が帰って来たぞー!」
俺はいつも一緒にバカ騒ぎしてる野田と西垣の方を見た。
二人ともまるで俺の声が聞こえていないみたいに喋っていた。
「な・・・なんだよお前ら。いきなり無視かよ」
俺の中に不安がよぎる。
曇天に、チャイムが響いた。
「おーい、授業始めるぞー」
ガラガラッと戸を開けて、担任で日本史担当の安井先生が入って来た。
みんなが自分の席に戻るのをみて、俺も急いで席につく。
「中村は・・・今日も休みだな」
血の気が引くのが、はっきりわかった。
1番考えたくなかった予感がだんだん形になっていく。

――俺はもしかしたら、死んでいるのかもしれない・・・

「先生!俺います!出席してます!」
俺はガタンと席を立って、先生に呼び掛けた。
「じゃあ教科書51ページ開いて」
先生はいつもと変わらぬ様子で授業を始めようとする。
変わってない。俺以外、何も変わってないんだ。
「・・・うわあああぁぁ!」
俺は堪らなくなって教室を飛び出した。

「――中村くん?」
突然、かかった声に俺はビクッとした。
「水口先生!」
振り返ると、英語科の水口先生がそこにいた。
「中村くん?中村くん!?どうしたの?」
「うっ・・・水口先生・・・」
俺は水口先生の元に駆け寄った。初めて存在を確認してもらえた安堵感で、ぽろぽろと涙が零れてきた。
先生は、何も言わずに俺を抱きしめてくれた。
「そうだよね・・・辛いよね・・・中村くん」
先生の声は震えていて、俺と一緒に泣いてくれているみたいだった。

「修学旅行の飛行機が墜落して、中村くん以外のクラスメートと先生、全員亡くなったんだもんね」

「・・・え?」
29.98 pts [40.7]
129 /152位 (15.2%)




[第 1112 回] やる気を無くすセコンドの一言
「行け!マトリョーシカ武!お前ならやれる!今日のために頑張ってきたんだ!もう一度言う、お前ならできる!努力の結晶をみせてみろ!そこだ!いいパンチだ!そういえばお前のおふくろ危篤って連絡入ったぞ!左を狙え、左を!来るぞ、大きいの来るぞ!よし!よく避けた!そこでカウンターだ!
おい、どうした武!なんか目から三ツ矢サイダー出てきてるぞ!」
39.67 pts [55.2]
42 /165位 (75.0%)




[第 1111 回] 自慢にしか聴こえない悩み相談
「家が床上浸水してしまって、今は仮設住宅に住んでるんです。
そりゃあ不便ですよ、家族5人には、とてもじゃないけどせま過ぎます。
息子が『いつ帰れるの?』って聞いてくるたびに私も胸が痛んで・・・本当に家が恋しいです。
はぁ・・・突然庭から石油さえ湧いてこなければ、こんなことにはならなかったのに・・・」
36.68 pts [50.6]
69 /157位 (56.4%)




[第 1110 回] 「あ、これ落ちたわ」と自分でも思った面接の受け方
「失礼します」
ついに俺の面接は始まった。
初めて俺が最終面接まで残れた企業。絶対に採用内定をもらってやるんだ。

名前を言って椅子に座る。ここまでは練習通り。
三人の面接官が俺の顔を覗き込んでいた。
ヤバイ、緊張する。
俺は深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。

『面接官なんて野菜だと思っちゃえば楽勝だよ』

沙織が言っていたことを思い出した。
野菜…野菜…
俺は呪文のように念じながら面接官の顔をじっと見た。

にんじん、じゃがいも、玉ねぎ

見える…こいつらは野菜だ!
そう思うと緊張しなくなった。
「では、志望動機を教えてください」
「はい、この会社の自由な社風が気に入りまして…」
俺は丸暗記した動機をよどみなく喋っていく。目線は面接官の顔。

にんじんは綺麗な赤色で、じゃがいもは泥つき、玉ねぎはみずみずしく、新鮮な野菜なんだということがわかった。
これでカレーを作ったら美味そうだ。
「何かサークル活動はされていましたか?」
カレーは俺の得意料理だ。いつも沙織がおいしそうに食べてくれる。
「…では、そのサッカーサークルで1番大変だったことは?」
切り方は大胆に。具はゴロゴロしてた方がおいしいんだ。芋の皮は少し残っている方がいい。
「では、面接はこれで終わりま…おや、どうしたんですか?」



29日 午後1時頃 園部市の大学生 伊藤祐樹容疑者(22)が、面接官をしていた同市の会社員 赤井仁さん(46)、佐賀妹人さん(52)、根木玉男さん(50)を持っていた刃物で切り付けたとして逮捕された。
容疑者は動機について「自由な社風が気に入ったんだ」と、わけのわからないことを話しており、現在詳しく調べを進めている。
40.98 pts [58.7]
29 /188位 (85.0%)




[第 1109 回] クリスチャンが突然仏教に寝返った理由
「なぁ、ポール。
俺達のバンドには何か音が足りないと思わないかい?」
「なんだって?ボーカルもギターもベースもドラムもいて、何が足りないっていうんだい、ジョン?」
「実はこの前、ジャパンにトラベリングに行った時、俺達に足りないものを見つけてしまったんだよ」
「本当かい?いったいそれは何なんだ?」
「木魚というジャパニーズドラムさ」
「木魚だって?」
「そう、あれはとても熱いジャパニーズソウルを秘めたドラムだったよ・・・
しかし、その楽器を演奏するためには仏教に入らなくてはいけないんだ。ポール、これを見てくれ」
ファサッとブロンドのカツラを取るジョン。
「おお、なんてことだいジョン!髪の毛が一本もないじゃないか!」
「これが木魚を演奏するジャパニーズスタイルなんだ。
俺はこれからジャパンへ行って木魚を学んで来るよ。
それまで、ポール、君がこのバンドのリーダーだ」
「ジョン…わかった。
お前が帰ってくるまで、このバンドをまとめてみせる!
達者でな!ジョン!」

そしてジョンはジャパンへと旅立った。
仏教の真髄を学び、必ず木魚を極めて帰ると約束して。
37.85 pts [52.1]
76 /193位 (60.9%)




[第 1108 回] バイトの皿洗いが何度も皿を割ってしまう理由
恵美はカリスマ主婦だった。
プロ並みに料理が上手いとか、節約術で膨大な富を築き上げたとか、そういうことではない。

恵美は平凡な主婦だった。
その時までは・・・

「おめでとうございます!優勝は広瀬恵美さんです!」
歓声が沸き起こる。
恵美は誇らしそうに、右手に持ったおろし金を頭上に掲げた。
ステージの上から見下ろす景色は、全て恵美に惜しみない拍手を送っていた。
その瞬間から、恵美はカリスマになった。

大根おろし選手権。
大根まるまる一本をおろし金ですりおろし、1番早く一本全てを大根おろしにしたものには金一封という、やたらセンスのない町おこしだ。
恵美はそこで英雄になった。
3分という驚異の数字で、大根を全てすり下ろしたのだ
力だけではなく、速さ、技巧、全て揃って出来る神業だ。

ローカル番組に取り上げられたことから始まり、恵美の名はあっという間に全国に、カリスマ主婦として知られるようになったのだった。
一日何件もの雑誌や番組が、恵美を取材に来た。
テレビの中で何度も大根をすりおろした。
全ての人が恵美に賞賛を送った。
その中心に、恵美がいた。

「あのバイト、また皿割ったのかよ」
男が厨房の流し台でゴシゴシと皿を洗う女性を見て言った。
あれから10年立った。
恵美の所に取材はもう一件も来ない。
恵美はキレのある手つきで皿を洗っていく。
皿に反射した自分を覗く恵美は、まるで過去の栄光を見ているかのようだった。

恵美はそれに誇りを持っていた。
手首のスナップを利かせて一枚一枚、素早く洗いあげていく。
力だけではなく、速さ、技巧全て揃って初めて出来る神業だ。

バキッ

また一枚皿が割れた。
37.09 pts [51.5]
81 /188位 (57.2%)




[第 1107 回] ミイラから包帯を取ったら何が残りますか
夜9時、俺はバイクの後ろに有香を乗せて府道を走っていた。
神谷川に蛍を見に行くんだ。都会暮らしの長かった有香に、どうしても見せたてやりたい。
少し飛ばしていた。有香が一緒だったから、ちょっとかっこつけたかったっていうのもある。
緩いカーブに差し掛かった時だった。俺は前方を走る車を発見するのが遅れた。ハイビームが俺の目を焼いて、次の瞬間強い衝撃が体を襲った。

俺は病院で目を覚ました。
自動車と正面衝突、奇跡的に軽傷ですんだらしい。
「有香は?」
俺が聞くとみんな目を逸らした。

ベッドに寝かされた有香は、全身を包帯でぐるぐる巻きにされて、まるでミイラみたいだった。
自動車に撥ねられたあと、道路標識に頭をぶつけて即死だったんだ。

次の夜、俺は有香のミイラを連れて病院を抜けた。
神谷川に向かってひたすら走った。

川辺はほんのりとした光で溢れていた。
俺は有香を横に座らせた。座るというよりは寝かせる形だけど。
「な、綺麗だろ?」
俺は自慢げに有香に話しかけた。有香から返事はなかった。
「ずっと有香に見せてやりたかったんだ」
声が震えた。視界がぼやけて熱いものが頬を伝っていった。

横目に包帯が薄く光っているのが見えた。最初は蛍がとまっているのかと思ったが、どうも違う。有香全体が薄く輝いている。
もしかして、と思った。
俺は包帯の結び目を解いて、有香から剥がしていく。
「うわぁっ」
中から、勢いよく光が噴き出した。俺は驚いて腰を抜かしてしまった。
その光が蛍だと気付くのに時間がかかった。
蛍の群れは、夜空に向かって伸びていった。今までに見たこともない光の道は、天国への階段のようだった。

ほどかれた包帯の中に有香の姿はなく、一匹の蛍がそこに残っていた。
ふわりと飛んで、俺の肩にとまる。
「有香?」
俺は呟いた。
蛍から返事はない。

潰した。
38.68 pts [53.8]
56 /174位 (68.2%)